にきびが出ないように対策するのは、にきびに少しでも悩んだことがある人にとっては、とても必要なことなのですが、どうしても毎日実践するのがむずかしいということがあるかもしれません。
一度習慣化してしまえば、あまり意識せずとも、にきびが出にくくなりますが、それまでが少し大変かもしれません。
このページをお読みになっているということは、現在にきびに悩んでいることでしょう。
現在のにきびの炎症などは、程度にもよりますが、専門医に処方される薬などで抑えることが必要になると思います。
ただ、今後にきびが出ないようにする体質作りや習慣については、今このコラムで確認し、今日から実践してみてください。
正しいスキンケア
正しいスキンケアは、以下の3つのステップを正確に実行することが基本です。
もし洗顔する前にまだ化粧をしている状態であれば、クレンジングでしっかりと化粧を落としてから、洗顔するというダブル洗顔を行なうことになります。
1.正しく洗顔料を使う
にきびが多い人の中には、正しく洗顔料が使えていない人がいます。ここで改めて洗顔料の使い方を確認し、今自分が洗顔している方法と比較してみてください。
- 顔の全体を十分にぬらす。
- 小さじ半分から1杯程度の洗顔料を手のひらに取る。
- 少量のぬるま湯と混ぜる。
- 泡だったら、顔につけて、こすらずに20秒ほど優しくマッサージ。
- ぬるま湯で完全に洗顔料を落とす。
- 清潔な柔らかいタオルで優しく顔を押さえる。
この正しい洗顔で、しっかりと余分な皮脂を落としましょう。
2.化粧水の使い方
化粧水は不足している角質の水分を補う目的で使うことになるため、化粧水の使い方についても十分に注意する必要があります。
- 洗顔後3分以内に化粧水を使う。
- 化粧水をコットンに含ませる。
- 軽く拭くように丁寧になじませる。
3.美容液で保湿する
角質が硬くなり皮脂が出にくいという状態を作らないためにも、保湿を必ず行ないます。その保湿目的で使用するのが、美容液です。化粧水で角質に水分を補い、その水分が蒸発しないように美容液で保湿します。ニキビ対策のための美容液では、油分の入っていない、ノンオイルタイプの美容液を使った方が良いでしょう。
もし美容液を使っても乾燥するようなら、オイルを含んだ乳液やクリームで肌をコーティングして保湿効果を高めることが必要になるかもしれません。ただ、これらの使用に関しては、ニキビ予防という点では賛否両論がありますので、乾燥肌以外の人は使用するか否か十分に検討する必要があります。
食事でにきび予防
食事でもにきび予防をすることができます。偏食がにきびの原因になることもあるので、できるだけ規則正しい時間に、食事のバランスを考えた食習慣を身に付けるのが、にきび予防においても大切です。
特に、にきび対策用の食事ではビタミンの摂取を心がける必要があります。
ビタミンA: うなぎ・牛のレバーなど
ビタミンB2: ウナギ・レバー・サバ・納豆・チーズなど
ビタミンB6: 鮭・マグロ・イワシ・サンマ・サバなど
ビタミンC: 生野菜・果物・お茶の葉・芋類など
このようなビタミン類を積極的に食事に取り入れ、チョコレートやナッツなどの皮脂の分泌を促す食べ物は控えましょう。
睡眠でもニキビ予防
十分な睡眠時間をとることも、にきび予防に不可欠です。
肌の新陳代謝は、睡眠中に行なわれます。特に、夜の10時から夜中の2時頃までの時間帯に寝ていると、肌の新陳代謝が活発に行なわれます。
ホルモンバランスが崩れてニキビになっている人は、睡眠不足は禁物です。個人差があるとは思いますが、最低6時間は眠っておきたいものです。
このコラムでは、洗顔・食事・睡眠に関連したにきび予防について考えてきましたが、自分はこの点がまだ不十分だということがなかったでしょうか。
今日から少しずつ意識して、これらを正しい方向に変えていきましょう。
洗顔に関連した、洗顔料、化粧水、美容液などは、個人によって合う合わないがあります。
自分にあったものを探すのは大変かもしれませんが、ニキビにならないための努力は、結局はあなたのためです。
いつでもスベスベな肌。
このことをめざして、今日から頑張ってみましょうね。
応援しています。